2025年11月30日に、むつ市大畑町にて本学地域みらい学科の野坂ゼミが調査報告会を行いました。野坂ゼミでは同年8月に、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町にてフィールドワークを行い、実際に東日本大震災を経験した地元の人々から避難行動や避難生活、その後の復興過程などについて、直接聴いてきました。その生の声を、最大10mの津波が襲うと想定されているむつ市大畑町の人々へ伝えるため、「大津波の被災地・大槌町が、未災地むつ市大畑町に伝えいたいこと」と題して学生から報告し、住民の方々と意見交換を行いました。当日は約40名の住民の方々が参加し、「自主防災活動の参考にしたい」といった声も聞かれました。
報告会の1週間後に、青森県東方沖で地震が起こり、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。むつ市に限らず青森県内各地で日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震による揺れと津波での被災が想定される中、過去の災害で実際に起こったことから学んで備えることは今後も重要となるでしょう。
報告会の様子は、2025年12月9日付けの『東奥日報』で報道されました。
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